私たちは、新しい技術を生み出すだけでなく、製造工程の効率化や生産管理の徹底、個々のスキルの最大化など、
さまざまな要素を組み合わせてソリューションの価値を高めています。
顧客の多様なニーズはもちろん市場の変化を敏感にキャッチして、
高い専門性を持つ分野にも素早く柔軟に対応できる総合力こそ、BBS金明(BBS Kinmei)の強みです。
また、「モノ作り中小企業300社」、「石川ブランド機械産業部門金賞」、
「グローバルニッチトップ企業100選」などに選ばれてきた根幹には、
漆器、友禅、金箔などの伝統工芸が盛んなこの土地に、脈々と受け継がれてきたモノづくりの精神が息づいています。
技術の応用によって、新たな分野へと挑戦してきた私たち。もともとは自動車部品の専用機などを製造していましたが、そこから半導体関連装置に着手しました。
その後、工作機械関連装置で培った技術をもとに太陽光関連装置にも参入し、どちらも現在、世界トップシェアを占めるまでになっています。
近年、東南アジア諸国への自動車産業向け装置導入の増加や、航空業界への5軸制御ロボット加工機導入が進むなど、BBS金明(BBS Kinmei)の技術力は新しい分野、そして世界中にますます広がっています。
海外へ装置を納入する際にも、グローバル感覚に優れたトップエンジニアが現地へ赴き、迅速な据付・調整を行っています。装置の不具合が発生した際にも、必要に応じて現地対応を行っています。
一般的に工作機械などの専用機は、単体機として量産化をしていくことに重点を置いています。
しかし、私たちはすべての装置にBBSの考え方を落とし込み、あらかじめ汎用性を持たせた構造に設計。
さらに複数台に渡っていた工程を1台にまとめる自動化を図るなど、ユーザー視点に立った装置製造を心がけています。
主に自動車部品加工用に製造され、最近ではアメリカや東南アジアへの納入が多い工作機械関連装置。
その仕様はオーダーメイドで承ることがほとんどです。
BBSの考え方に基づき、専用機でありながら汎用性を持った装置構成に仕上げていきます。
自動車部品加工に強く、主要取引エリアは日本をはじめ、アメリカ、東南アジア、BRICsと拡大中。 そのうちBRICsには2000台以上の納入実績を誇っています。
CMP技術（ChemicalMechanicalPolishing）を用いたシリコンウェーハエッジポリッシング装置は、当社独自の加工方法でいくつもの特許を取得。他社装置が追従できない加工速度と精度の高さを実現し、生産性の向上に貢献しています。
日本はもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどを中心に、世界シェアのおよそ80%が当社製品で占められています。
当社調べ
工作機械関連装置で培ってきた技術を活かし、今では世界トップシェアを獲得している太陽光関連装置。シリコンインゴットの研磨で業界最速を記録する他、加工後の製品精度においても優位性を発揮しています。昨今のクリーンエネルギーへの関心の高まりから、さらなる発展が期待できる分野です。
太陽光発電材料の主生産国である中国、韓国、台湾などに多く納入しており、世界トップシェアとなるおよそ20%を獲得しています。
当社調べ
ビルディングブロックシステム（BBS）とは加工専用装置体系の一種であり、私たちのモノづくりの根幹にある考え方です。
ユニット単位でさまざまな機能を組み合わせ、将来的に入れ替えられるようにあらかじめ設計、専用機でありながら汎用性を持たせた構造にします。
さらに、複数の工程を1台に集約する自動化を図ることで、生産性も高まり、コスト削減にも優れた製品を生み出すことができるのです。
継続的に技術革新を起こし、多くの特許技術を取得してきました。
そこには、モノづくりへの情熱はもちろん、まだ誰も見たことのない技術開発を目指すべく作り上げた開発体制と、我が社の宝である実績「Qファイル」の存在があります。
顧客ニーズはもちろん潜在ニーズを導き出し新しい付加価値を持った装置を迅速に開発します。
「お客様のモノづくりを進化させる」
これが私たちの合言葉です。
当社では自社提案装置構想も進めています。
豊富な開発経験から構想を導き、市場ニーズに合致するかを検証。必要に応じて最終製品に近いデモ機を製作し、お客様から評価をいただきながら仕様など検討を重ねていきます。
Qファイルは、私たちの実績記録であり、新規開発における出発点。これまでに手がけた製品ごとに、納入履歴やメンテナンス情報などのすべての情報をデータベース化し、次機への反映継承を徹底しております。
私たちは小規模な人員体制ながら、これまでに多くのものをゼロからつくり上げてきました。
すべての社員が一人前であれ！高い技術力を持ったプロフェッショナル同士が、まだ誰も見たことのない技術開発を目指して、今日も挑戦を続けています。
高い専門性を持つ社員同士の連携で、案件ごとに最適なスタッフィングと技術・ノウハウの共有を行っています。
議論と試行錯誤を通じて、前例のないことにも挑戦し、技術革新を実現しています。
制御設計では、装置構成や部品の機能を理解し、安全性と操作性の高いインターロックをプログラムすることが重要です。
私たちは、専門性を活かしつつ、各部署が同じ目線で協力しています。
BBS金明(BBS Kinmei)が目指すのは、すべての社員が“第一人者”と言われるくらいの技術を身につけること。
熟練レベルになるには時間を要しますが、その後はローテーションを行い、技術の共有化を推進することで専門性に磨きをかけています。
そんなひたむきで強い想いは、社員の8割が技能士資格を取得という結果として表れています。
資格取得に至るまでに、社内勉強会を実施したり、研修やセミナーへの参加費手当を支給するなど、スキルアップのためのフォロー体制を強化しています。
私たちの技術の提供先は、半導体、太陽光パネル、自動車航空機など高い技術力が求められるものばかり。BBS金明(BBS Kinmei)の装置の質が、そのままお客様の製品の質につながると言っても過言ではありません。
だからこそ、日々、装置の改善・改良を進め、性能向上に努めています。
設計から最終完成までのすべての工程で工程内検査を行い、精度点検を行っています。
人為的なものではなく、最先端のデジタル技術などを用いて厳密に記録。その一つひとつの積み重ねが、1μm以下の誤差も許さない高精度の加工技術を生み出します。
要求精度を満たし、耐久性やメンテナンス性にも優れている―。
そんな高品質な装置をつくるため、構想段階から最終完成形のイメージを明確に持ち、Qファイルによる過去実績のデータベース化やISO9001にて品質管理体系の構築・実践が重要です。
安定した装置を生産し続けられている理由のひとつに、設計の緻密性があります。
設計段階での部品個々の公差値の設定、部品加工や組立の容易性など、BBSの考え方を用いながら後工程に無理、無駄のない設計を行うことで生産性を極限にまで高めています。
これらの3つの価値を提供し続けられているのは、社内一貫体制と徹底した生産管理を行っているからに他なりません。
そして、その効率化を図るプロセスこそが、BBS金明(BBS Kinmei)の優位性となっています。
BBS金明(BBS Kinmei)は社内一貫体制で装置製造を行い、低コストとスピードを実現しています。各部署の連携と情報共有も密で、新規開発案件にも柔軟に対応できます。
ISO9001に基づき、年度方針や5S、スキルマップなどを社員全員で共有し、お客様のニーズに応えています。
全体一覧計画リストと生産管理システムで製造の最適化を進めています。案件数や進捗状況、プロセスの詳細などを一目で分かるように可視化し社員全員で共有。
こうすることで課題を明確にし、高品質な装置を安定して供給する生産管理が実現されています。
自社提案装置構想と客先要求仕様の
２方向で技術開発を実施します。
図面段階での完成度を高めるのはもちろん、
後工程の効率化を踏まえた設計を行います。
要素部品メーカーにもない部品は、
オリジナルで製造しています。
それぞれの部品の機能を
最大化できる使用法を検討し、
組立を行います。
お客様の希望納期を厳守するのはもちろん、
少しでも早く納入できるよう努めています。
必要に応じてお客様のもとへ出向き、
最終調整を行います。
その生産性の高さと清潔さで、
業界内でも高い評価を受けているBBS金明(BBS Kinmei)の
製造ライン。
ルールの共有などのソフト面はもちろん、工場内設備などのハード面にも工夫を施すことで、無駄のないスムーズな製造を可能にしています。
BBS金明(BBS Kinmei)には3つの工場棟があり、それぞれ役割が違います。
ひとつは部品製造のための加工スペースとして。
残りのふたつは、組立スペースとして使用し、工作機械用と半導体・太陽光関連装置用に区別されています。
装置の持つ属性によって工場を使い分けることで、高効率の製造を可能にしています。
装置の仕様に合わせてレイアウトを変えられる可動式の部品棚を使って、BBS金明(BBS Kinmei)はフレキシブルな製造ラインを実現しています。
材料から完成までの流れがスムーズになり、つくる装置ごとに最適なゾーニングを可能にしています。
工場内の整理整頓を徹底し、装置ごとに部品棚を用意し、混合しないように管理しています。
装置出荷後は、工場内には物が何もない状態にして、もし余った部品があれば設計部にフィードバックし、設計段階から改善を図ります。
BBS金明(BBS Kinmei)はテストルームやクリーンルームなどの最新設備があり、テスト開発を積極的に行っています。
お客様の仕様や問題点をヒアリングし、開発プロセスを構築。検証と報告を繰り返し、お客様との信頼と技術向上につなげています。
半導体や太陽光装置のデモ機、高精度測定器・検査器具を備えたテストルームでは、自社提案装置構想をカタチにするために技術開発に努めています。
清浄度クラスが小さい高性能のクリーンルームを導入。
空気中の微粒子などの付着のリスクもないため、客先に限りなく近い環境で、より精度の高い検証を実施できます。
徹底した検査・点検の体制を整備。
加工部品の構造や強度はもちろん、設定した寸法公差確認など、高精度の測定器を複数揃えた検査室で、緻密かつ多面的に評価しています。
3次元測定機/真円度測定機/形状測定機
半導体関連装置、太陽光関連装置、工作機械と、BBS金明(BBS Kinmei)が手掛ける製品は、数十年単位で長くお使いいただくもの。
「納入したら終わり」ではなく、その後も最良の製品パフォーマンスを発揮できるように、
迅速できめ細やかなアフターサービス及び、さまざまな機能性能の改善改良、生産性向上提案を提供しています。
BBS金明(BBS Kinmei)のカスタマーサービス部門は、お客様のお問い合わせに対して、機械製造の知識を持つスタッフが問題の判断と改善方法の提案を行います。必要な場合は、サービスエンジニアを派遣します。
迅速かつ丁寧な対応を心がけています。
私たちのサポートサービスは原則、即日対応です。
マシントラブルが発生しても生産ラインへの影響を最小限にするよう早期復旧できる体制を整えております。
サービスエンジニアの配置や故障データの蓄積など、緊急時に
スピーディーに対応します。
国内外におけるすべての営業活動を担っているのが、横浜テクニカルセンター。
装置製造の知識が豊富な営業陣が、新規装置の機能提案はもちろん、既存装置のアップデート提案など、お客様の課題に応じた最適なソリューションを提案しています。
半導体、太陽光発電、工作機械の装置の製作を担うBBS金明(BBS Kinmei)は、常に新しい技術に挑戦し、お客様の課題解決に貢献する「モノづくり」を追求しています。
一緒に、未来を形にしていきたい企業の皆さまは、お気軽にご相談ください。
